【徹底考察】ワンピースの世界・地理情報まとめ!【グランドライン】【ログポース】カームベルト】【リヴァースマウンテン】【レッドライン】各海域の出身者?【春島夏島秋島冬島】

日本一のコミックス発行部数を誇る人気漫画が『ワンピース』。カテゴリはバトル漫画ですが、ワンピースの伏線を筆頭にいかんせん情報量が多い。ワンピースのあらすじも非常に長く、既に知ってるような情報でも意外と忘れてることも多い。

(ONE PIECE12巻 尾田栄一郎/集英社)

そこで今回ドル漫では「ワンピースの世界観や地理情報」について改めて徹底的に考察解説してみようと思います。グランドラインとは?カームベルトとは?ログポースとは?ちなみにほとんどグランドラインの解説になってます。

ワンピースの世界は「レッドライン(赤い土の大陸)」で分断

まずはワンピースの世界観を確認してみましょう。東の海や北の海など複雑に世界が分かれているように思えますが、実はワンピースの世界における「地球」は非常にシンプルな構造だった件。

(ONE PIECE81巻 尾田栄一郎/集英社)

ワンピースの世界観を的確に表現してる地球儀の画像がこちら。

最大の特徴は「レッドライン(赤い土の大陸)」と呼ばれる巨大な大陸が地球の真ん中を分断するように縦断していること。画像だと白い部分。だから『ワンピース』の世界ではレッドラインを境に「2つの大海」があるカタチ。

ちなみに、現実世界での地球は「全ての海」が一つに繋がっています。『ワンピース』のように分断されていることはなく、湖のように孤立した海などは存在しません。だからこそ寒流や暖流といった世界を駆け巡る海流が発生する。

(ONE PIECE50巻 尾田栄一郎/集英社)

このレッドラインは巨大な大陸…というより山脈や崖に近いため、普通は乗り越えることは不可能。この上には天竜人たちが住まう聖地マリージョアが存在し、かつては神の種族と呼ばれたルナーリア族が住んでいたとされます。

また聖地マリージョアの真反対には「リヴァースマウンテン」も存在します。

ただヴィンスモークファミリーといった超先進技術を持った者以外でも、レッドラインを乗り越えて別の海に渡る方法は2つ存在します。それが聖地マリージョアに入国して天竜人から通行許可を貰うか、海中の奥深くに存在する魚人島(リュウグウ王国)を通り過ぎること。

海賊は聖地マリージョアで許可をもらうことはできないため、基本的に魚人島を経由するカタチになります。

「4つの海域」が存在する理由がグランドライン

ただ厳密には「4つの海域」が存在します。

(ONE PIECE81巻 尾田栄一郎/集英社)

何故なら、レッドラインとは垂直方向に「グランドライン(偉大なる航路)」と呼ばれる一本道の海路が更に地球を分断しているから。画像の黒い部分がグランドライン。ワンピースの物語はこのグランドラインの海域を真っ直ぐに進んでいく。

その結果、『ワンピース』の世界では合計4つの海域に大別されます。具体的には東の海(イーストブルー)、西の海(ウエストブルー)、南の海(サウスブルー)、北の海(ノースブルー)の4海域。

更に大別するのであれば「東の海と南の海」、「北の海と西の海」同士がグランドラインに面してお互い接し合っている位置関係になります。ただし、グランドラインも同様に横切ることが不可能なため、この位置関係に大きな意味合いはありません。

グランドライン(偉大なる航路)はカームベルトで守られている

でもグランドラインはレッドラインと同じく横切ることが出来ないのか?

何故なら、グランドライン(偉大なる航路)は「カームベルト(凪の帯)」と呼ばれる海域で挟まれているから。

カームベルトの一帯は天候が発生しない、いわゆる「凪(なぎ)」の状態。まさにカームとはCalm(凪)を意味している。台風や嵐といった悪天候も発生しないものの、風が一ミリも発生しないので自由に航行することが難しい。

それに加えてカームベルトには「超巨大な海王類」たちが無数に生息していることが最も脅威。

古代兵器ポセイドンの能力が海王類の操作であることからも分かるように、ワンピースの世界では「海王類は絶対倒せない存在」として位置付けられている。海王類が実際にどこまで凶暴かはさておき、海軍大将や四皇ですらカームベルトを基本的には横切らない。

とはいえ元ロジャー海賊団のシルバーズ・レイリーあたりは海王類を普通に素手でフルボッコしてたりするんですが、『ワンピース』で唯一誰も近付けない場所がカームベルト。

○5つの海域の出身者には誰がいる?

そのためグランドラインも「一つの海域」として捉えるとしたら、ONE PIECEの世界は厳密には【5つの海域】に大別されてると言った方がいいか。そこで簡単に5つの海域の出身別キャラクターを簡単にまとめてみたいと思います。

「東の海」の出身はルフィやゾロ、ナミ、ウソップ、ロジャー、ドラゴン、コビーなどがおり、海軍中将ガープや海賊王のゴールド・ロジャーなどいますが、一応最弱の海域(笑)。面白いキャラだと偽麦わらの一味ことデマロ・ブラックも東の海出身。

「北の海」の出身キャラはヴィンスモーク家や百獣海賊団のディエス・ドレーク、バジル・ホーキンス、赤髪海賊団のベンベックマンなどがおります。ヴィンスモークファミリーのサンジはレッドラインを乗り越えて東の海に捨てられたカタチ。

「西の海」の出身者は最悪の世代のカポネ・ベッジなどが生誕したマフィアが多い海域。麦わらの一味だとブルックやニコ・ロビン、海軍だとヒナ、シャンクスなども西の海出身。「南の海」の出身者はフランキーやハンニャバル、ラッキー・ルウなどがいます。

また「グランドライン(偉大なる航路)」の出身者はチョッパーやマゼラン、黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)、藤虎イッショウなど多数存在します。グランドラインは最も強い海域かつ島が多いゆえに、海軍含めて出身キャラが一番多い海域。

グランドラインの入り口はリヴァースマウンテン

じゃあ東の海や西の海で生まれた場合、グランドラインに入るためにはどうすればいいのか?

(ONE PIECE12巻 尾田栄一郎/集英社)

そこで重要な場所となるのが「リヴァースマウンテン」。ここはレッドラインとグランドラインの接点に存在し、4つの海域からどこでも入ることが可能な場所。

このリバースマウンテンの頂上に目掛けて海流が運河を駆け上るように勢いよく逆流し、頂上でぶつかった後、その海流は【グランドラインのスタート地点】に流れ出る仕組み。だからどの海域から入っても、同じ入り口に出てくる。

ただし、リバースマウンテンの海流の勢いは非常に強いため危険。そのためグランドラインに入ることもできず、そのまま海の藻屑となった海賊船は数知れず。逆に言うと、グランドラインに一度入ってしまうと二度と出られない

地図上で確認すると、どの海域からもリヴァースマウンテンに侵入することが可能になります。リヴァースマウンテンから右にそのままグランドラインをひたすら突き進んで行くと、そのまま地球をぐるっと一周して左の一番端っこに行き着く。

ちなみに、リヴァースマウンテンの場所は東の海からでは、海賊王のゴールド・ロジャーが生まれたローグタウンが最も近かったりします。

グランドラインは一本道だがログポースが必須

じゃあ、グランドライン(偉大なる航路)に入った後はどうなるのか?

グランドラインに入った後は「決められたルート」をひたすら突き進むだけ。

スタート地点とも言えるリバースマウンテンから指し示す道は7種類。グランドラインに入った後はその中から一つ選択し、グランドラインの最終地点まで目指す。まさに一本道。

ただ一度選択したルートは選び直せません。何故なら、グランドライン(偉大なる航路)の島自体が色んな鉱物を含んでいるため海域全域に異常な磁場が発生しているから。そのため普通のコンパスが正常に機能せず、グランドラインの中で自分の位置を把握することすら困難。

そこで活躍するアイテムが「ログポース(記録指針)」

ログポースとは、それぞれの島が発する磁気を記録しておける特殊なコンパスのこと。そのためログポースが指し示す方向には必ず島が存在する。空島のように上にコンパスが向くことがあるものの、ログポースだけは疑ってはいけないと言われるほど絶対的な指針。

でも磁場を記録した場所にコンパスが向くことはないため、グランドラインで一度選択するとそのルートを進む以外にない。そのため最初に選んだ島で全ての未来は決まる。

グランドラインには16の季節が存在するが…

グランドラインは「悪魔の巣窟」と呼ばれるなど、当初は誰もが難攻不落の魔海という評判でした。東の海の覇者だったドン・クリークは不運にもジュラキュール・ミホークに出会っただけでしたが、最初の一歩を踏み出すことすら難しい。

この理由はグランドラインの「複雑な気象」が関係しています。グランドラインの島々はそれぞれの四季に特化した【春島】【夏島】【秋島】【冬島】に大別されるそう。例えば、チョッパーが生まれ育ったドラム島のサクラ王国は極寒の冬島でした。

しかもそれぞれの島にも四季が個別で存在するため、グランドラインは「16段階の季節」が存在していることになります。まさに難攻不落を強調する。ただし、春島夏島秋島冬島という設定が『ワンピース』のストーリーに直接絡んでくることはありません。

新世界に突入する直前、スクラッチメン・アプーが春島、ディエス・ドレークが冬島に足を運んだ程度が描かれるだけ。他にもフランキーが足を運んだベガパンクの故郷未来国バルジモアが冬島、ウソップが足を運んだボーイン列島がおそらく夏島。

ただストーリーに深く絡めてくるのが難しいのか、季節という設定はほとんど活かされることはありませんでした。

グランドラインの後半の海は「新世界」

前述の通り、ワンピースの海域はレッドライン(赤い土の大陸)で大きく分断されております。そのためリヴァースマウンテンから真っ直ぐに進むと、そのレッドラインに再び突き当たる。ここが「グランドラインの中間地点」とも言えます。

ここには「シャボンディ諸島」が存在します。その上には聖地マリージョアが位置し、その下の深海には魚人島が位置する。ただ多くの海賊は必然的に後者の魚人島への道を選ばざるを得ないため、シャボンディ諸島で海賊船をコーティングする。

つまり、この中間地点・シャボンディ諸島を基準としてグランドラインの海域は「前半の海」と「後半の海」に更に区別されることが分かります。この後半の海は【新世界】と呼ばれ、カイドウやビッグマムといった最強の四皇が支配しているガチの魔の海域。

ただし、新世界以降はほぼログポースは関係なくなっている状態です。先程のワンピースの地図を見る限り、新世界でもリヴァースマウンテンで選んだルートがそのまま強制されてそうですが、現在はあまり深く考えなくても良さそうです。

だから海賊が取るべき針路をまとめると、「東の海・北の海・西の海・南の海」→「リヴァースマウンテン」→「グランドライン(偉大なる航路)」→「シャボンディ諸島」→「聖地マリージョア(地上)or 魚人島・リュウグウ王国(海底)」→「新世界(グランドライン後半)」といった順番になります。

ログポースの最終地点は水先星島(ロードスター島)

そして、海賊王を目指すルフィたちが向かう最終ゴール地点は「ラフテル」になります。ここには「ONE PIECE(ひとつなぎの大秘宝)」と呼ばれる財宝が隠されているとされます。『ワンピース』という物語のゴールは、まさに「ワンピース」というお宝にある。

このラフテルに唯一辿り着いたとされるのがロジャー海賊団。船長のロジャーが「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやる。探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた」というセリフを処刑直前に残したことをキッカケに大海賊時代を迎える。

でもグランドライン最後の島は「水先星島(ロードスター島)」と呼ばれるそう。だからログポース通りに進んでもラフテルには到達できません。

水先星島(ロードスター島)の場所は、おそらく矢印付近に位置するはず。リヴァースマウンテンのちょうど裏側あたりか。

自動車情報サイト・カーギークも運営してる身としては、ロードスターと聞くとマツダの車種やオープンカーが想起されますが、水先案内人といった言葉もあるように「水先星島はラフテルに導いてくれる場所」という意味合いがありそう。

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