また、1人バイトが入った。
黒井。
この時は
バイトで入る者が、次々に
シタ男に協力するとは
思いもよらなかった。
子どもと年末年始の話が
出始めてきた。
上の子が休みをとらなきゃ
ならないから、早めに
決めなきゃいけない
子どもが行きたいテーマパーク
周辺ホテルは
すでに、予約が一杯だった。
値段も、かなり高い。
年末年始を避けて、
前倒しすることにした。
上の子の昇進試験が、
控えていた時期しか、
都合がつかなかった。
シタ男は、俺が行かない分
遊んできた方がいいと言い出した。
行かない？
なかなか、証拠を掴めない状況に
イライラ。疲れてもいたから
シタ男といるのも、苦痛。
シタ男を置いて、子ども2人と
3人で行くことにした。
昇進試験、頑張れと
上の子と別れ、下の子と戻った。
短い時間だったけど、
楽しかった。
戻った次の日。
仕事は休みにしてたが、
用があって、会社に行くと
また、知らないバイトがいた。
管っていう女。
体育会系の女で、
黒井の本業の部下。
シタ男曰く、
ちょっと手伝ってもらっただけ。
バイトではない。
結果…これもまた全部、嘘とわかる。
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